AKB48の菊地彩香を解雇、彼氏とのツーショットプリクラ流出で


AKB48の菊地彩香を解雇、彼氏とのツーショットプリクラ流出で
2005年のデビューから地道な活動を続けてきたアイドルグループ、AKB48。昨年のNHK紅白歌合戦に出場したことにより知名度は全国区となったが、その一方で熱烈なファンを対象とした「オタク商法」と呼ばれる搾取ビジネスモデルを展開したことに批判が集まった。それでも今年リリースのCDは売れ行き好調で、東京・秋葉原の専用劇場「AKB48劇場」での公演には連日、多くのファンが訪れている。
そんなAKB48が、メンバーである菊地彩香の解雇を公式ブログで発表した。「菊地彩香の件について」と題されたこのエントリーによると、「菊地彩香は、AKB48のメンバーとしての自覚に欠けた軽率な行動を取ったことが判明した」とあり、「私たちスタッフも、管理責任を痛感しております。これから更に、メンバーの生活態度の指導を徹底して参ります」と、AKB48の所属事務所であるAKS窪田康志社長の署名入りでつづられている。
AKB48はメンバーを「チームA」「チームK」「チームB」に分けており、楽曲はそれぞれのチームからメンバーを選抜して担当させている。チームBに所属する菊地彩香は今年1月リリースの「ロマンス、イラネ」や、「オタク商法」で話題となった2月リリースの「桜の花びらたち2008」で選抜され、15歳ながらチームBの主力メンバーだった。

しかし、今年7月末に「彼氏」とのツーショットプリクラ画像がネットに流出し、巨大掲示板2ちゃんねる」を中心に騒動となった。彼氏のプロフィールページから流出したといわれており、そのページには性的関係を示唆するような記述もあったという。騒動は菊地彩香の友人とAKB48ファンによるネット上での激しいののしり合いに発展し、果てには「AKB劇場を手榴弾で爆破する」という犯行予告まであったようだ。菊地彩香は否定しているものの、友人のプロフィールページでは「彼氏」であることが言及されている。
この騒動を受けて、8月2、5、8、11日のAKB48チームB公演を菊地彩香が休演すると発表されたものの、理由についての説明はなし。さらに、研究生2人がチームBの正式メンバーに昇格するなど、すでにいないような扱いを受けているといわれていた。

こうした一連の騒動を東京スポーツが8月14日付で報じたが、この報道を受ける形で今回の解雇が発表された。AKB48はこれまでに9人が辞めているが、06年に声優に転身した上村彩子が「脱退」とされたほかはすべて「卒業」と表現されており、「解雇」は初のことだ。また、今年6月に所属を移したプロダクション尾木も、今回の解雇を受けて専属契約の解除を発表している。芸能界を引退する可能性もありそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080815-00000000-oric-ent